峰岸圭衣(みねぎしけい)
1978年、群馬県出身。夫と子ども2人の4人家族。
3歳からクラシックバレエを始め、ダンスにのめり込む。
日本女子体育短期大学舞踊専攻にて、さまざまなダンスを学びつつ、
都内のダンスタジオにも通い、ダンス漬けの日々。
卒業後、サンリオピューロランドにてダンサーとしてパレードやショーに出演。
2006年第一子出産、2008年第二子出産。
日本母子健康運動協会マミーナボディメソッドインストラクター
ピラティスインストラクター
日本コンディショニング協会 ジュニアコンディショニングトレーナー
日本美食脳アカデミー協会「美食脳マイスター」
日本栄養コンシェルジュ協会「栄養コンシェルジュ®︎2つ星」
ここから私の産後からインストラクターとしての活動をスタートさせるまでのストーリーをお届けします!
第一子を妊娠し、ダンスを辞めたことから、最初はマイナスな感情も芽生えていました。
ですが、「出産したらまたすぐに踊れるようになるんだろう…」ぼんやりとそんなことを考えて、出産をゴールに見据えて、妊娠期間を過ごしていました。
いざ、出産後…お腹のぶよぶよは全く戻らないし、疲れ切って一日中パジャマでいる日が続くばかり。
産後2ヶ月は実家に里帰りしていましたが、夜中に赤ちゃんが泣いても起きられず、隣の部屋から実父が出てきて赤ちゃんをあやす日々。
ありがたいけれど、「母親失格」とも言われているように勝手に感じていました。
「ずーっと身体を動かして来たんだし、出産すればまたすぐに動けるようになるんだろう」そんな風にしか、「産後」のことを考えていなかったので、「聞いてないよ~!!!!」の連続。
もはやダンスの「ダ」の字も出てこない。
加えて「3歳児神話」がまことしやかに語られていた時代。(子どもが3歳になるまでは、母親が子育てに専念しないと、子どもに悪影響がありますよ…というものです。)
「3歳までは私がこの子をしっかり見ていないと…」と、一人でプレッシャーを感じて、「どうせ仕事もないし、子育てをしていくしか私の存在意義がない!」と思い込みながら子育てをしていました。
3歳児神話を盲信して子育てに邁進していましたが、長女がついに幼稚園へ!
第二子の息子は1歳でした。
いざ、長女が幼稚園に行き始めると、意外や意外!!!
「なんだか時間があるじゃないか?!」
と、急に「自分の時間」が戻ってきたように感じました。
そこで、ハッとするのです…「いつか息子も幼稚園へ行く!!!そうなったら私は???」
このままこんな風に日々、子育てに追われて終わるんだ…そう思っていたのに、急に「私もいつか働く時が来る?」と焦り始めました。
私、今まで何をしてたんだっけ?!
どんな仕事ができるんだろう?!
考えても考えても、浦島太郎になったかのように、「自分がからっぽ」で答えはでません。
そんな時にネットで「ベビーダンス」の文字を見て、「きっともうこれしかない!」と飛びついたのでした。
「ダンスを活かせるかもしれない!」と勢いで飛びついた「ベビーダンスインストラクター」としての活動!
群馬県で初めての教室をスタートさせ、試行錯誤しながらの日々。
教室にご参加くださるママ達とお話をしていると、こんな声がたくさん聞こえてきました。
などなどなど…。
忘れてたけれど、私も産後にこんな風に辛かったことがあったなぁ…私だけじゃなかったんだ!!!
ということに気づきます。
「みんなが悩んでいるのなら、根本的にママの身体と心のケアができるものはないかな?!」
教室にいらっしゃる皆さんの役に立てることを学びたい!そんな思いが芽生えてきました。
(*現在はベビーダンス協会認定インストラクターは卒業、ベビーダンス教室は閉講しています)
「ベビーダンス教室に来てくださるママさん達の身体と心が元気になるために役立てることを学びたい!」
そんなおもいで、ネットで見つけたのが「マドレボニータ」の産後ケアでした。
まずは、学びのために実際に教室に参加してみよう!と、赤羽教室に通いました。
そこで、身体を思いっきり動かす楽しさを味わうことができ、「私、身体を動かすことが好きなんだ!」と思い出すことができました。
さらに、コミュニケーションワークで、産後まもない参加者の皆さんが、赤ちゃんと一緒に参加しつつも、「私は」と自分のことを語るのを目の当たりにし、衝撃を受けました。
「3歳児神話」を信じていた私にとって、小さい赤ちゃんがいる中で、母が「自分」のことを語るなんて!!とびっくり。
ですが、いきいきと楽しそうに話しをする皆さんを見ていて、産後の女性がみんなこういうことに取り組めば「子育て」も、「自分のこと」も楽しめるに違いない!と感じたのです。
そこから、マドレボニータのインストラクターになりたいと、2011年養成コースで学び、同年8月より、前橋市にて「産後ケア教室」をスタートさせました。
(*2019年9月にマドレボニータのインストラクターは卒業、「産後ケア教室」は閉講しています)
産後ケア教室をスタートして、参加者の皆さんを見て感じていることは「母自身が自分を大切に」、身体も気持ちも動かすことで、赤ちゃんともパートナー(夫)とも、笑顔で接することができる!
それは、母自身だけでなく、巡り巡って、赤ちゃんも、家族も、社会も、豊かにすること!
「出産か仕事か…」というように、何かを諦めながら過ごすのではなく、母になっても「自分らしく」、自分の人生を自分で選びながら、笑顔で子育てしていく女性たちと一緒に、私も日々、笑顔で自分の人生を選びながら「私らしく」楽しみたいなとおもっています。
そして、私の娘が出産を迎える頃には「産後ケアが当たり前に」「私らしいお母さん像」を女性たちが自由に選んで過ごせる社会になることを願って、活動を続けていきます!
私に、やりがいある仕事を運んできてくれた子どもたち!
皆さんの妊娠・出産も、新たなチャンスやスタートになりますように!
一緒に産後ケアに取り組みましょう!